五分のスピーチで人生が決まってしまう過酷な時代が来た

最近、日本の企業トップの顔が見えなくなりました。アップルのスティーブ・ジョブズやマイクロソフトのビル・ゲイツの顔は知っていますが、日本を代表する大企業のトップが一体誰なのか全くわかりません。それに比例するかのように日本企業の存在が段々霞んで来ています。これらの霞んでいる企業のトップはスピーチをしません。顧客やステークホルダーとパブリックな場(不特定多数の聞き手が集まる場)でつながろうとしません。トップが積極的にパブリック・スピーキングをしない企業は、いくら社歴が長くても存在自体が埋没する時代になってきました。

その反面、日本企業の中でも一部の元気なグローバル企業ではトップが頻繁にパブリックな場で話をします。大勢の前でスピーチを行い、自社の理念やステークホルダーと共有したい価値観について話しています。彼らは顔が見えます。彼らのスピーチ原稿などがインターネットでも気楽に見ることができます。

そして今、こういった顔の見える企業には「スーパーグローバル人材」と呼ばれる、英語、日本語、そしてもう一ヶ国語で自由に話ができる人材が続々と集まってきています。「スーパーグローバル人材の襲来」とも恐れられている現象ですが、彼らは営業や経理や広報といった本業ができるだけでなく、言葉の力だけで瞬時に遠くはなれたところにいる利害関係者を魅了して、価値観の違う人とも一つの理念の下、一緒に活動をすることができる人達です。

顔が見えるトップのいる企業では、このような人材を必死で求めています。円高で企業活動の多くを海外に求める企業では次の10年は管理職も含めてスーパーグローバル人材のみが生き残ると考えられています。そのため、近年、就職・転職時には面接時に自己PRスピーチを課す企業が急増しています。企業と企業人が生き残るためにはいまや、様々な理念や価値感を顧客や関連企業、地域コミュニティにスピーチで伝える必要があります。企業はそれができる人材を求めているのです。

このような年齢も背景も異なる他者と言葉で一瞬にしてつながる能力は企業人にだけ求められているわけではありません。スピーチで、理念を説明し価値を共有し行動を共にする必要性は、地域コミュニティとつながる必要性のある行政に関わる方も強く感じています。また、東日本大震災ではたくさんのボランティアが行動をしましたが、市民活動を行なうこういったグループのリーダーにとっても年齢や職業を超えて一つの価値感で結びつくためにスピーチは重要な技術となっています。

さらに、国政・地方政治でのスピーチの重要性はますます増しています。国民はもはや政党名や、ましてや候補者名を連呼するような候補者には投票しません。マニフェストを出しても信用しません。国民はいいかげん懲りました。政治家に関するすべてを疑いの目で見ています。これからは、政策の一つ一つまで国民一人ひとりに自分の言葉できちんと説明ができ、行動することを約束して、実際に行動できる方だけが当選する時代となるでしょう。また、野田佳彦現総理、橋下徹日本維新の会代表、あるいは石原慎太郎氏はいずれもスピーチの名手です。政策を国民に理解できるレベルに噛み砕いて話し、その重要性を聞き手の身に染込ませるようにして訴える達人達です。次の衆議院選挙が近いとされていますが、選挙に出たいと考えている候補者にとっては、彼らの活躍のおかげで演説に対するハードルが相当に高くなってしまいました。

自分の価値観を言葉で示し、理解してもらい、共有してもらって一緒に行動する。そうして少しでも良い社会を作りあげていく。そのための技術が日本のありとあらゆる場所で必要とされています。そして、パブリック・スピーキングの技術こそが唯一それを可能にする技術です。


三つの誤解のせいでスピーチがうまくならない

このような時代であるにもかかわらず、スピーチと聞くとしり込みしてしまう人が多いのはどういうことでしょう。これは、スピーチ上達に関して三つの誤解があることが原因だと考えられます。

誤解の一つ目が、スピーチが上手くなるにはアガリ・恐怖症を克服しなければいけない、というものです。誤解の二つ目が、声のトレーニングをして、発声や声の質を良くしなければいけないと思うことです。そして、三つ目が、日頃から面白いネタや小話を集めておかなければいけないと思うことです。これらは実は誤解であるだけでなく、残念なことにこれらが多少うまくできるようになっても、全くとは言いませんがほとんどスピーチ自体を上達させるのに役立つことはないのです。


原稿の作成こそがスピーチを成功させる鍵

最初の二つの誤解について見てみましょう。歴史に名を残したスピーチの名手がいます。例えば、アメリカのリンカーン大統領はまぎれもなく人類史に名を残したスピーチの名手ですが、実は彼ですら話す前はアガっていたという記録があります。

「(スピーチが始まると)初めのうち彼はまことにぎこちなく、その場にふさわしく振舞うのがいかにも辛そうでした。はた目にも分かるほど自信を失い神経過敏になっていて、しばらくはそれと格闘するのですがかえってぎこちなさが増すばかり」(デール・カーネギー『話し方入門』11頁 創元社)

という具合です。では、彼はアガってしまって声も震えてるからスピーチが下手な大統領だったのでしょうか。そんなことはありません。彼は人類史に残る名スピーチをいくつも残しているのです。

では一体、何が彼をスピーチの名手とすることができたのでしょう。その秘密は、そのスピーチ原稿の作成にありました。リンカーンは原稿を練りに練りました。有名な「人民の、人民による、人民のための・・・」というゲティスバーグの演説でも、演説が始まるぎりぎり直前までいろいろと原稿に手を加えていたことが知られています。スピーチの名手が名手たりうる由縁は、いかにして聞き手を魅了してやまない原稿を作るか、そのノウハウを知り尽くして、時間のある限り原稿作成に心血を注ぐところにあるのです。


スピーチはまだ見ぬ未来を見せ、感じさせ、信じさせる技術

そして誤解の三つ目ですが、スピーチは面白い話を集めておいて話すものではありません。スピーチで話すことは、まだ聞き手が見たことのない未来のことです。スピーチの名人は、まだ見ぬ未来を聞き手がまるで見えるかのように話し、手で触れるかのように感じさせ、そしてそのような世界が必ず来る、と信じさせることができるのです。

例を見てみましょう。リンカーンのスピーチの一つに「内輪もめしている家は長続きしない」というアメリカは南北に分かれるのをやめて一体となろう、という有名なものがあります。このとき、アメリカは南北戦争の血みどろの戦いの最中でアメリカが再び一つとなることなど夢のまた夢のような悲惨な時でした。

 ウィンストン・チャーチル英国首相もスピーチの名手です。彼は第二次大戦中毎晩ラジオを通じて国民を勇気付けるスピーチを行ないましたが、そのときイギリスは劣勢の色が濃く、誰も戦勝国になれるとは思ってもいなかったときなのです。

マーチン・ルーサー・キング牧師も名手です。キング牧師には有名な「私には夢がある」という人種に関係なく公共の場を使える権利を主張するスピーチがあります。このころ、アメリカ南部では黒人と白人は乗り合いバスからトイレまで全てが区別されていて、白人と黒人が同じ席で一緒に映画を見たり公園で遊ぶことなどありえない時代だったのです。

アメリカの副大統領アル・ゴーアが「インフォメーション・スーパー・ハイウェイ構想」というスピーチで、アメリカはインターネットを使った情報網を構築するという強い決意を示したとき、インターネットは一部の欧米大学でテキストデータをやり取りするだけの単純なものでした。音声や映像を送受信したり、ましてや世界中の人間とリアルタイムでつながることができるなどとても想像もつかなかったのです。

このようにスピーチの名手がスピーチの中で語って聞かせた世界は、まだ存在していない世界のことだったのです。過去に起きた面白いネタ話をまとめたようなスピーチの名手などは一人もいないのです。


どうしても伝えたい、人に聞かせたい話があれば、アガりなど気にすることはない

それでは、スピーチの名手はどうしてこのような未来の世界を必死に伝えたのでしょう。それは、その世界が実現すれば、聞き手の生活が向上し社会全てが心豊かに暮らせるようになると強く信じていたからです。彼らはその世界を実現させることに必死だったのです。その世界の実現に全ての情熱を傾けたのです。このように心に強く実現させたい世界があるなら、そしてそれを人に伝えたいなら、話し手はアガりとか対人恐怖症とかそんなものに構っている暇などなく、ひたすら情熱的に話すことができるのです。

私たちも同じです。私たちも心の中に実現させたい世界があります。そしてそれが他の方をも豊かにすることができる世界なら、それをテーマにして話せば良いのです。テーマ自体が非常に熱い!熱い情熱を内包している。そういうテーマを選べば、その情熱が話しているあなたに感染します。そうするとあなた自身が一心不乱に話しますから、アガりとか声の震えなんて気にならなくなります。そしてその情熱は聞き手にも感染します。そうして、聞き手はあなたの描く未来の世界に引き込まれていくのです。


初学者でも使いやすいテーマがある

そのような情熱を内包したテーマというのはあるのでしょうか。本教材では、長年のスピーチ教育の実践から割り出した、そのような誰でも引き込まれる、情熱を内包したテーマをあらかじめ複数紹介しています。テーマが持つ情熱に助けられながら、原稿作成の本質と関係のないアガりなどは忘れて技術の習得に励めるようになります。あなたはそのテーマの持つ性質に沿うような自分の個別のトピックを見つけ出し、その内容を考えていくことに集中していくことになります。


そのために構成、思考法、レトリック(修辞)を習う

しかし、ただ闇雲に内容を考えれば良いというものではありません。ここで、本教材が中心として教える、構成、思考法、レトリックが必要となります。見えない世界の中で起きる具体的な出来事を聞き手に分かりやすく配列していくのが構成です。構成は段落の並べ方に関連します。本教材では「序本結」と呼ばれる構成を用いて聞き手を引き込み、価値を伝え、最後に共に行動させる気持ちにさせる構成の技術を身につけます。

見えない世界にも倫理やルール、感情や衝動があります。これらを丁寧に聞き手に実感を持たせるように表現するには思考法のトレーニングが必要です。主に段落同士の関係や、段落の中の出来事同士の関係を示す技術です。また、後述しますが、スピーチを理知的に見せるか、情熱的に人間味に溢れたものに見せるかの操作も関連してきます。

そして、見えない世界をまるで目の前にあるかのような生々しい姿で見せて、手触りや息遣いまでも示すために、レトリックと呼ばれる文を操作する技術を習います。通常の文とは違った、TVコマーシャルや商品コピー、文学などでも使われる特殊な表現を使うことで、聞き手の記憶により強くメッセージを残すことができる技術です。


エートス(権威付け)、ロゴス(理知)、パトス(情熱)を自由に操作できるようにする

ロゴスが強いスピーチは、クールでメカニカルな印象を与えます。パトスが強いスピーチは人間味が豊かで激しく気持ちを揺さぶるものになります。エートスはこれらの性質の配合具合で醸し出され、エートスが高い話し手はそれだけで聞き手に信頼されます。

従来の日本で出版されたスピーチ教材にはこの観点が完全に抜け落ちていました。書店には「論理的に話す」系の本が書物に並んでいますが、それだけで聞き手はあなたの描く未来を信じるわけではありません。「論理的に話す」系はロゴスに関する一部分だけを扱っています。論理的に話せば話すほど逆に誰もあなたについてこないという経験をしたことのある方もいるでしょう。論理だけを使う話は冷たすぎるのです。誰もそのような冷たい世界に一緒に入りたいとは思いません。未来を見せ、感じさせ、共に行動させるには、相手が信じるに足りるだけの権威付けと、相手を未来の世界へ引っ張りこめるだけの情熱もなければなりません。同じ言いたいことでも、ロゴスを強くしたりパトスを強くすることで受ける印象は全く変わります。本教材で紹介する練習を積み重ねることで、これらの三つの性質のコントロールが可能になります。


未来を作る、賢慮を作る、より良い社会を作る

さて、上で「スーパーグローバル人材」と呼びましたが、このような人物は実は「賢慮」を持っている人物です。「賢慮」とは2012年夏、書店でブームになっていた野中郁次郎ほか『失敗の本質』(日経ビジネス人文庫)に出てくる21世紀型のリーダーを指し示す言葉です。流動的な先の見えない状況の中で言葉を通じて自分の周りの人々を鼓舞して未来の世界を実現するために共に行動をする人のことを賢慮型リーダーと言います。

興味深いことにこの「賢慮」という言葉は、『失敗の本質』を読んだ方はお分かりですがアリストテレス哲学に由来する言葉です。これは偶然ではありません。アリストテレスは、未来は流動的で不安定であるからこそ、人々はスピーチでつながる必要があることを知っていたのです。

今後、日本では混沌とした社会が来ることが予想されます。このような未来の見えない社会は、多くの人が言葉により意思を伝え固めながら進む社会とも言えます。スピーチの技術を磨くことは賢慮を磨くのにうってつけです。本教材では他にも賢慮を養う読書の方法と読書会の場を利用してスピーチの技術を磨く方法を紹介しています。

本教材を手に取った皆さまにはぜひ賢慮を持った21世紀型リーダーになっていただきたいと考えています。賢慮を磨く具体的な技術が紹介された教材が国内にない中、本教材は皆様にとって最初で最後の賢慮へたどり着く入り口となる教材かもしれません。


こんな方がこの教材を必要としています

企業のトップの方で利害関係者やコミュニティに自社の理念を説いて顔の見える企業にしたい方

中間管理職で部下や関係者と理念や方向性、姿勢を共有しなければならない方

転職・就職を希望していて自己PRスピーチをしなければ人生が始まらない方

自治会や市民活動でリーダーをしていて、活動に対して参加者の共感を得る必要のある方

行政に関わる方で自治会や市民活動団体と共に行動してより良い地域を作ろうとする方

地方議員、国会議員を目指している方で自分の信念と行動を有権者に理解してもらって投票してもらいたいと強く願う方


「パブリック・スピーキングのためのスピーチ原稿作成法レベル1教材-構成、レトリック、思考法を習得し賢慮を養う法-」
インフォトップより販売中 販売価格 三千五百円 (税込み)
総ページ数 A4サイズ 227ページ


パブリック・スピーキングのためのスピーチ原稿作成法-構成、レトリック、思考法を習得し賢慮を養う法-


スピーチ原稿作成の基礎を完全に学べる

本教材は、2006年~2010年まで著者が副教授として勤めていた香港理工大学の専業日語文學碩士課程という修士課程で行なったパブリック・スピーキング教育の理論と練習を基にして、日本の実情に合うように内容を新たに書き起こしたものです。また2011年11月からまぐまぐで著者が連載した「スピーチができれば人生の歯車が回り始める!」で読者から得た各種のフィードバックも織り交ぜています。基礎的な原稿作成技術の習得とそれに必要な概念の理解に加え、豊富な原稿サンプルと課題練習が付いて、無理なくスピーチ原稿を自分で書き上げることができるようになっています。パブリック・スピーキングのためのスピーチ原稿作成の基礎はこれ一冊で完全にマスターすることができます。


序本結(序本結)の構成を使って、1分間アウトライン形式から、3分間、5分間スピーチへと拡張する技法を紹介

初学者にとって突然、長い原稿を書き始めるのは非常に困難な作業です。本教材では、序本結と呼ばれる基本構成を使ったアウトライン形式の1分間スピーチ用原稿をまず作成し原稿の構成や基本的構造を習得します。そこから徐々に3分間、5分間スピーチへと拡張するための様々な技術を習得します。同時に拡張に必要な思考法も習得していきます。


初学者が使える絶対に外れないテーマの紹介

テーマを探すのは初学者には難しいことですが、実は絶対にはずれない、テーマ自体が熱い情熱を内包していて、話し手にも聞き手にもその情熱が乗り移るような性質を持ったテーマがあります。本教材ではそのような情熱を内包したテーマを複数紹介し、初学者がアガりも忘れて話せるよう工夫してあります。


聞き手を引き込むトピックの見つけ方と内容を固めるための事前調査の方法

テーマの性質を理解した後、具体的なトピックと内容を考えていきます。ある種のトピックは、多数の聞き手に広く受け入れられます。そのようなトピックを見つけた後は、序本結の原則と思考法を使って内容を組み立てて行きます。内容を組み立てる際には、特に3分間、5分間スピーチを組み立てる際には肉付けを豊かにするために綿密に事前調査を行いますが、その手法を紹介しそれをどう原稿に組み込むか実践していきます。


エートス・ロゴス・パトスを操作し、より聞き手に受け入れられる原稿に仕上げる

スピーチを理論的に研究して市民にその技術を授けた最初の先人はアリストテレスでした。彼が用いたエートス・ロゴス・パトスという用語は、本教材で権威付け、理知、情熱と訳してスピーチを成功させる重要な三要素と捉えています。長らくこの三要素はスピーチ教育の中で忘れ去られていたのですが、聞き手に受け入れられ、行動を引き起こすスピーチをするためにはこの三要素を完全にコントロールできるようになる必要があります。ここでは原稿に手を加えてこれらの要素をコントロールする練習をします。


スピーチに必須の概念の紹介とその利用法を完全に網羅

本教材は、「スピーチは話し手と聞き手と両方がいて成立するもので、それはコインが表裏両方あって初めて成立するのと同じもの」という考え方を採用しています。聞き手を引き込んで魅了するためには、聞き手・話し手・原稿の内容とを互いにリンクさせる概念の理解が必要となります。例えば、話の場、無条件で聞き入る話、聞き手の背景知識、話の意図、ジャンルと呼ばれるものなどです。これらを紹介し、これらをどうやってスピーチ原稿に反映させていくのかをじっくりマスターできるようになっています。


賢慮を養うための読書の方法を紹介

賢慮はすぐに身に付けられるものではありません。ここでは賢慮の方法を身につけるための読書の方法を紹介しています。また、読書会に参加してそこでスピーチの基礎技術を向上させる手法を紹介します。


スピーチが終わった後で更に原稿を磨くための技術

スピーチが終わった後はそれで終わりではありません。自分の信じる未来を実現するため原稿に更に手を加えて磨いていきましょう。そのために何をすればいいのか、会場についての理解を深める方法、会場で集めたフィードバックの活用法を紹介します。


豊富なスピーチ原稿サンプル、課題練習、確認テスト

各章には豊富なスピーチ原稿サンプルと例文が載っていて、イメージを掴みながら作業ができるよう工夫がされています。章中の重要な節の終わりにはそれぞれ課題練習があります。また各章の終わりには理解を確認するための確認テストがついていて、じっくり着実に技術の習得をすることができます。

原稿サンプルに使われているトピックを紹介します。
「好きなことをやり続けるには」
「日本に戻ってくることになっても松井秀喜選手を応援します」
「住宅街を裏道代わりに使わないで!」
「相続税・贈与税の撤廃に賛成します!」
「暴走自転車の規制を強化して!」
「消費税を増税して若者の将来に備えよう」
「お年寄りの無償バス定期を廃止しよう」
「社内PCのソフトウェアをアップグレードするよりクラウドコンピューティングを導入することを提案する」
「農業に関わる者は誇りを持って産地偽装などしないようにしよう」
「現在の食品中に含まれる放射能の安全基準をより厳しくして欲しい」
「立川もみの木学園を一緒に支援して欲しい」
「新卒者の自己PRスピーチ」
「転職希望者の自己PRスピーチ」
「先代や前任者を引き継ぐ際のスピーチ」
「本の引用を使った朝礼スピーチ」
などなど。


スピーチに関するQ&A

「原稿は暗記しなければいけないのか?」などのスピーチを実践する際によくある質問を付録の形でまとめました。参考にしてください。


原稿作成時に使える確認チェックリスト

自分の原稿が果たして聞き手に受け入れられるものになっているか、未来の世界をきちんと描き出し、聞き手に共感を与え一緒に行動したいという気持ちにさせるか、本教材の各章の内容を踏まえた原稿作成時に利用できる確認チェックリストが付録で付いています。


購入者様特別特典

インフォトップより購入いただいた方には、もれなく、3回までのスピーチ原稿の無料添削サービスが付いています。長さは5分間スピーチまでのもので、確認チェックリストに基づいてメールで添削を行ないます。


目次

はじめに パブリック・スピーキング、それはまだ見ぬ未来を作る技術        6
[基礎編]
第一章 スピーチを通じて賢慮を得て生き残るか、何もせず従属するか?     10
  スピーチが必須のビジネススキルになった
  ユニクロ・スズキの躍進の影にスピーチ名手の社長アリ
  社員一人ひとりにとっても必須のビジネススキル
  政治的スピーチの本質を見抜く思考を養う必要性
  コミュニティを築くのにスピーチは必要
  スピーチ学習における三大誤解
  トピックについて
  具体的にどんな内容を話すか
  スピーチを通じて賢慮を養う
  第一章のまとめ
  第一章理解確認テスト


第二章 テーマ・トピックを考える                      28
  テーマ・トピック自体が情熱を秘めている
  テーマ選びは心構えと密接な関係を持つ
  どのようなテーマ・トピックなら熱意が内在しているのか
  公共性が内在しているテーマを見つけるのが成功の鍵
  「ひどい目に会った」体験はどうやって見つけるか
  ポジティブなテーマはどうなのか
  ひどい目に会った話は信じられやすいという認知的錯誤を利用する
  良い話をするなら勇気と覚悟と情熱が必要
  良いことについて話せるテーマ
  良いことについて話すテーマ具体例-テーマ③の場合
  良いことについて話すテーマ具体例-テーマ⑤の場合
  第二章のまとめ
  第二章理解確認テスト


第三章 1分間アウトライン形式を用いた構成の基本              49
  構成をする目的
  序本決を使った五文による構成
  他二つのテーマを使って序本結で構成する
  ドラマ化のテクニックその1-敵を内に呼び込む
  第三章のまとめ
  第三章確認テスト

第四章 エートス・ロゴス・パトスについて知る                63
  エートス・ロゴス・パトスを制するものはスピーチを制す
  用語の意味・役割と成功するスピーチのフォーミュラ
  三つの性質はどのようにして表すのか
  エートス・ロゴス・パトス操作の基本練習
  第四章のまとめ
  第四章理解確認テスト

第五章 徹底した読書と事前調査が賢慮を養い勝利を引き寄せる         79
  賢慮がなければスピーチはただのエンターテイメント
  賢慮を養う読書について
  実体験の代わりに読書をする必要がある
  「日本書」を読む
  読書会に参加する
  普段からできる事前調査
  スピーチの内容に関する事前調査
  事前調査の具体的なやり方
  話の場に対する事前調査
  他に必要な下準備は
  第五章のまとめ
  第五章理解確認テスト
  
第六章 3分間スピーチへと拡大する                     97
  拡張に必要な三つの手法
  3分間スピーチサンプル
  名詞の修飾によるロゴスとパトスの操作
  サポート文の挿入について
  ロゴスを増やした3分間スピーチサンプル
  パトスを増やした3分間スピーチサンプル
  第六章のまとめ
  第六章理解確認テスト

第七章 思考法を身につける[5分間スピーチへの準備その1]        114
  思う・考えると思考するの違い
  論理学で言うところの思考法-帰納法と演繹法
  同じトピックで帰納法と演繹法のスピーチを作る
  帰納法で作る本論1,2,3
  演繹法で作る本論1,2,3
  帰納法と演繹法両者の比較
  帰納法を使って5分間スピーチ用の段落を作る練習
  弁論術での思考法
  ロゴスを高める思考法
  因果関係を用いてロゴスを出す
  グループ関係を用いてロゴスを出す
  パトスを高める思考法
  パトスを出すには聞き手の属性を知る必要がある
  第七章のまとめ
  第七章理解確認テスト

第八章 レトリックの技巧を身につける[5分間スピーチへの準備その2]   142
  レトリックとは
  レトリック技巧の種類
  意味を拡大する技巧
  情報の流れを操作して作るレトリック
  音を使ったレトリック技法
  文法を操作して効果を出すレトリック
  第八章のまとめ
  第八章理解確認テスト

第九章 5分間スピーチへの拡張                       156
  5分間スピーチの構成-ピラミッド構成で各段落の内部を作る-
  ピラミッド構造の基本
  サポート文の並べ方
  出来事が起きた自然な順序に従う
  因果関係を表す場合
  空間的な配列を表す場合
  5分間スピーチサンプルの検証①サンプルの提示
  5分間スピーチサンプルの検証②段落ごとに検証する
  第九章のまとめ
  第九章理解確認テスト

[応用編]
第十章 自分の内面や所属する組織の良いことについて話す          178
  ドラマ化するための三技法
  相手の三性質調査で自分と相手のエートス・ロゴス・パトスをマッチさせる
  マッチングテストを行なう
  ドラマ化のテクニックを使ったサンプル
   新卒者の自己PRスピーチ
   転職希望者の自己PRスピーチ
   先代や前任者を引き継ぐ際のスピーチ
   本の引用を使った朝礼スピーチ
  第十章のまとめ
  第十章理解確認テスト

[リフレクション編]
第十一章 スピーチが終わってから何をすればよいのか            200
 感想を聞き手から集める
 録音があればそれを聞く
 原稿に更に手を入れる
 聞き手の背景知識を知る
 聞き手の属性が好むスタイルに直して話す
 話の意図を明確にして、適切な演題をつける
 会場の大きさと聞き手の記憶力・行動力との関係
 第十一章のまとめ
 第十一章理解確認テスト

巻末付録その1 スピーチに関してよくあるQ&A              216
巻末付録その2 スピーチ原稿を作るための確認チェックリスト        221
あとがき                                 225


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パブリック・スピーキングのためのスピーチ原稿作成法 レベル1教材

-構成、レトリック、思考法を習得し賢慮を養う法-

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ご購入者の声

足立章子 様

この本はタイトルからわかるように、スピーチ原稿作成のための指南書なのではあるが、読み進めていくとそれだけではないことがわかる。その理由をこの本の特徴を述べることでみていこう。

・ 豊富な課題が順序よく、効率的に並んでいる:読んでわかったような気になっていただけではスピーチはできない。頭で理解しているつもりになっていたことが、課題をすることによって確実に自分のものになっていくかが実感できる。課題の解答があり、理解したかどうかを確認できる。課題の達成感から次の課題へのエネルギーがわいてくる。課題をすすめていくことで、1ステップずつ大切なポイントをクリアにしていき、最後にはスピーチが完成できる力がそなわるのである。

・ 読み手に優しい:具体的なテーマやトピックがあげられており、それをヒントに自分のスピーチを考えることができる。専門的な語彙や概念などを使用しているが、身近な例をあげることでイメージしやすくなりわかりやすい。また、語り口が柔らかくまるで自分に話しかけているような錯覚を起こさせる。それはマンツーマン指導を受けているような感覚であり、信頼と継続性を高める。巻末のQ&Aはかゆいところに手が届く配慮である。疑問に思ったままでは次に進めない。納得するからこそ、自分のものとなり次のステップにすすんでいけるからである。

・ 自分に置き換えることがしやすい:課題例やスピーチ例は多方面であり偏りが少なく、想像喚起がしやすい。また、自分でスピーチを書く際の参考になる。

・ スピーチの本質を説いている:スピーチ構成だけではなく、スピーチをする場、目的、そこに表れる話し手の個性や人格なども大切であることを教えている。そして、スピーチは話すだけの自己満足だけではなく聞き手をどう操作しどう伝えていくかを考えさせる。スピーチで伝えるのは言葉だけではない、話し手の人となりであること。表面上のスピーチではなく、スピーチをする際に必要な人間形成までをも促しているのである。



B.R 様

菅井さん

お世話になります。 教材読み終わりました。

昨今、ページ数は多くても図解ばかりであったり、文字間隔がすかすかのPDFファイルをよく見ますが、菅井さんの教材は、しっぽまであんこの詰まった鯛焼きのように、ぎっしり最後のページにいたるまで濃密でした。

力作ありがとうございます。

レベル1とありますが、これで1なら2と3はどうなるの??ってちょっとどきどきしました。

次は3の執筆をされているということで、とても楽しみにしています。

文字数はぎっしりですが、さすが言葉の専門家の方の教材だけあって、読みやすくわかりやすかったです。

会社で人前で話す機会が多いので、すこしでもうまくできたらなあくらいの気持ちで購入させて頂いたのですが、市販のスピーチ本とはまったく次元の異なる、これぞ情報教材という本格的なものでした。

ものすごくわがままを言わせていただければ、菅井さんの音声解説などの補助教材があったら、よりスピーチの臨場感が高まり、さらにすばらしい教材になったかなと思いました。

と、そんな本格派の教材を読ませていただいたのに、ボキャブラリーに乏しい感想ですみません。

まだ添削を利用させていただいてないので、がんばって原稿作ってみます。 その際はまたよろしくお願いいたします。



川島様

仕事でセールスレターを書く必要があり、ちょうどその頃にこの商材のことを知り購入させていただきました。

私はコピーライティングに興味があります。

ですから、さまざまなコピーライティング系の教材や文章術の書籍を購入したりしていましたが、人を説得する原稿の書き方という、今まさに自分が求めていたこの教材を見つけた時はかなり興奮したものです。

この教材で得ることのできた大きな収穫の一つは、これまでコピーライティングの教材などで繰り返し述べられている「読み手が納得する素材の並べ方」についての理解が深まったことです。

例えば、セールスレターの教材では、 『リサーチして素材を集め、集めた素材を「読み手が納得しやすいように順序を変えたり、配置する」』 ということが何度も記載されていますが、 つい最近までは「読み手が納得しやすい順序ってどういう順序だろう?」 と考え込んでしまうような状態でした。

しかし、この教材では、 ・出来事が起きた順に並べる ・因果関係 ・空間的な配列 と、「なぜ、この順序が良いのか」の納得できる理由が書かれてあり、いままで疑問に思っていたことが解決しました。

これまでにかなりの数の書籍やコピーライティングの教材を買っても 並び順についてここまで詳しく書かれた教材は他にありませんでしたので、 ものすごく得をした気分です。

このような良い教材を販売して頂きまして、本当にありがとうございました。



教材販売業者の紹介

プロフィール 96年ハワイ大学言語学部博士課程卒業(PhD)。シンガポール国立大学(フェロー)、国立国語研究所日本語教育部門(研究員)、政策研究大学院大学(非常勤准教授)、香港理工大学(副教授)などで教鞭を取る。2010年日本に戻り起業し、賢慮を養うインターネットヴァーチャル塾、太生塾(ふといきじゅく)を構築中。株式会社ストーンブルー代表。

こんにちは、菅井英明です。本教材は、2006年~2010年まで私が副教授(Associate Professor)として勤めていた香港理工大学の専業日語文學碩士課程という修士課程で行なったパブリック・スピーキング教育の理論と練習を基にして、日本でパブリック・スピーキングを必要としている方達のニーズに合うように内容を新たに書き起こしたものです。また2011年11月からまぐまぐで連載した「スピーチができれば人生の歯車が回り始める!」で読者から得たフィードバックも反映させています。基礎的な原稿作成技術の習得とそれに必要な概念の理解に加え、豊富な原稿サンプルと課題練習が付いて、無理なくスピーチ原稿を自分で書き上げることができるようになっています。パブリック・スピーキングのためのスピーチ原稿作成の基礎はこれ一冊で完全にマスターすることができます。

私は香港理工大学ではいわゆるスーパーグローバル人材を育てる最前線にいました。彼らはすでにプロフェッショナルとしての仕事を持つだけでなく、英語、日本語+2ヶ国語程度も自在に使いこなし、利害関係の異なる他者とあっという間につながり仕事をこなしていく賢慮を備えた人材でした。私が感心したのは、彼らも内心では恥ずかしいとかアガるということはあるのですが、パブリック・スピーキングの訓練のため、あるいは本番の職務のためならそれを全く表に見せず堂々としたスピーチを披露することです。アガっていたというのは話し終わって後から「いや~実は~」と向こうが言うことで、話している最中は全くそんな素振りは見えません。

私は思わずどうしてそう完璧に振舞えるのか聞いてみました。すると、自分の仕事に対して使命感があるから、あるいはコミュニティを良くするためにどうしても伝えたいことがあるから、一心不乱に話さずにはいられないという返事をもらいました。私はここでスピーチの本質とは、まだ見えない世界を言葉で提示し、聞き手の共感を呼び共に行動させることであると悟り、以来、アガりや声のコントロールなどよりも、いかにして言葉でまだ見ぬ理想の世界を作り出せるかに重きを置いて教育をしてきました。

日本の多くの方が、パブリック・スピーキングのまだ入り口ともいえないアガりや恐怖症克服の段階で停まってしまっている状態にあるのは非常に残念なことです。2009年の政権交代以来、東日本大震災など日本はその存在が危うくなるほどのいくつもの危機を経験しました。今後は国民の一人ひとりが自分の声を出し合い、お互いの意思を確認し、少しでも良い社会を築くために一緒に行動する時期に来ています。そのためにパブリック・スピーキングの技術が必要です。

しかし、日本国民はそもそもそのように声に出して社会を作ることに慣れていないのではないかと疑問をお持ちかもしれません。私は心配はいらないと思います。聖徳太子が定めた十七条憲法に、国民は重要なことは論議しなさい、そうすれば必ず道理にかなう結論が出る、と書かれています。その頃からすでに日本国民は自分達の行く末をそのようにお互い声に出すことで決めていったのです。

 また、明治・大正時代も街頭や公会堂での演説は非常に人気が高く、演説が一種のエンターテイメントであると同時に世論の形成に大きな役割を果たしていました。演説は世に出る人が身につけるべき必須のスキルとなっていました。日本国民が話さなくなったのは戦後の最近のわずかな時期だけで、私達のDNAには議論で重大なことを決める、そのためには声を出す、という力が眠っているのです。

 今からあなたの眠っているDNAを起こしてあげましょう。企業活動で、自治会やコミュニティ活動で、市民活動や行政の活動で、地方政治と国政の場で、皆さんのパブリック・スピーキングの力を使って、より良い社会を実現していってください。

Copyright (C) 菅井英明